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古地震研究会の成り立ちや活動

京都大学古地震研究会は、2012年4月、京都大学大学院理学研究科の
中西一郎の呼び掛けにより有志が集い発足した団体です。
その目的は過去の地震をはじめとする自然災害についての研究をすすめることで、
週1回のゼミ形式での古文書解読の実習や実践を中心として、
情報技術を取りいれた解読方法の研究などの活動をおこなっています。
このページでは、古地震研究会の成り立ちや目的、活動について詳しくご紹介します。

古地震研究会の成り立ち

2012年4月,水曜日午後の大学院セミナーの時間帯を利用して
京都大学古地震研究会がはじまりました.
ほとんどのメンバーが初めて古文書の解読に取り組む「素人」でした.

多様な参加者

メンバーの専門分野は、地震学、地質学、気象学、歴史学、
地理学、情報学、科学史、博物館学、などなど。
職種も教員、研究員、学生、図書館職員、一般の方と幅広い層から参加しています。
この多様さが研究会を盛りあげる原動力になっています。

古地震研究会の目的

「素人」が多かった初期の古地震研究会。
まずはメンバーそれぞれが、古文書、古記録などの文字史料を解読できるようになることを目的にしています。
そして、解読した内容を過去の自然災害の解明などの研究に役だてていくことが目的です。

異分野交流から生まれる知

古地震研究はもともと文系・理系の研究者が協力して切りひらいてきた学問分野です。
わたしたちの研究会には、これまで以上に多様なバックグラウンドをもつメンバーが集まってくれています。
この多様さを武器に新しい研究手法や研究スタイルをつくっていくことも目的になってきています.

古地震研究会の研究活動

まずは解読できることになることを目標にしていたため、本格的な研究成果はまだまだこれから、というところです。
京都大学が所蔵する地震や火山噴火などの自然災害について書かれた文字史料を解読し、全文の翻刻文(くずし字を解読して活字化したもの)を作成してきました。

全文のテキストデータを

これまでの研究では、紙面の都合などにより必要な部分の翻刻だけが公開されることも多くありました。
今後の研究に活用するためには全文をテキストデータ化することが望ましく、また情報技術の発展により全文のデータの蓄積、公開が可能になってきています.

新たな研究スタイルを

翻刻支援ソフト(SMART-GS)や機械文字認識を活用した古文書の解読、
インターネットや携帯端末の特徴を生かした「くずし字支援アプリ」、など新しいツール
また、専門家だけでなく興味をお持ちの一般の方々を巻きこんだ研究手法を開発しています。

アクセスマップ

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京都大学内 北部キャンパス 理学部1号館